東京バッハ・カンタータ・アンサンブル

プロフィール

プロフィール

1978年11月18日「クリスマス・オラトリオ」プログラム
1978年11月18日
J.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」プログラム表紙。 「東京バッハ・カンタータ・アンサンブル」の名前での初めての公演。
2005年09月18日 横浜合唱協会との共演
2005年09月18日
J.S.バッハ「カンタータと短ミサ曲」チラシ表紙。 横浜合唱協会との共演。

 東京芸術大学のクラブ活動の一つに、芸大バッハ・カンタータ・クラブというのがあります。バッハの教会カンタータを演奏することが目的で、声楽、器楽双方の有志によって1970年に創立されました。2011年現在で41年という長い歴史を誇るクラブです。創立以来、ひたすらに小林道夫先生の指導を仰ぎ、小林先生が2005年に退任されたあとも、クラブ内の指導的な立場の方々によって、現在も活発な活動を続けています。創立当時は、この活動がかくも長く継続していくとは誰も想像だにしませんでしたが、その予測に反して、クラブは現在の日本のバロック音楽やバッハ演奏を担う多くの人材を輩出しつつ、ひたすらに邁進し続けているのです。そうしたクラブの活動の副産物として、東京バッハ・カンタータ・アンサンブルは1977年頃に誕生しました。当時、市井の合唱団が管弦楽付きの作品を取り上げる場合、ほとんど既成のプロオーケストラに依頼するのが一般的でした。周知のようにプロのオーケストラを依頼するには相応のコストが必要であり、とりわけバッハやヘンデルの作品に求められる小編成のオケの需要に対して、小回りが効きにくいという側面がありました。そうした中、地味な活動ながら、カンタータを専門に取り上げて、演奏・研究を続けているカンタータ・クラブの活動に耳目が集るという現象が起こり、少しずつですが各合唱団から演奏の依頼が舞い込むようになって来ました。ただ、そういった依頼があっても「カンタータ・クラブ」自体は学生の団体であったので、実際にその要請に答えるには制約もあり、学生ゆえの未熟さもあったので、そのような公演依頼をクラブのOB有志が引き受けることになったのです。その後、多少の紆余曲折はありましたが、そうした公演の折に公けに使い始めたのが「東京芸大バッハ・カンタータ・アンサンブル」という名前でした。やがて学生の団体であるというイメージを払拭するため「芸大」をはずし、現在の「東京バッハ・カンタータ・アンサンブル」と言う名前に改めたのが1978年、この名前での初めての記念すべき公演はその年の11月、青山学院講堂での「クリスマス・オラトリオ」でした。合唱は東京ヴォランテイア・コワイア、指揮はニュルンベルグのオルガニスト、ウェルナー・ヤコブの指揮という陣容でした。爾来、その様式感にのっとった演奏が評価されて、少しずつですが演奏依頼も増え、現在では年間10~15回近い公演をこなすまでに至っております。現在のメンバーはクラブ出身者を中心に据えながらも、藝大にとらわれず、また世代を超えた多くの優秀な人材が参加しており、バッハやヘンデル等のバロックから、ハイドン、モーツアルトの古典、そして最近ではメンデルスゾーン、ブラームス、ドヴォルザーク等のロマン派、更にはフォーレ、プーランク、デュリュフレ、ラター、ペルトといった近代、現代のものまでレパートリーを広げています。また、メンバーの多くは古楽器奏者としても活動を展開しており、最近の世界的な潮流にも対応して、ピリオド楽器を使用した演奏にも積極的に取り組み、この方面での演奏も高い評価を得ています。これまでに全国各地の30以上の合唱団と共演を重ねていますが、その中でも取り分け、新潟メサイア合唱協会、横浜合唱協会、三島グロリア合唱団、文京シティ・コア、早稲田大学混声合唱団、混声合唱団「樹林」、奥沢オラトリオ合唱団等とは密接な信頼関係を保ちつつ、その定期公演に名前を連ねています。(文責 李 善銘)


今までに共演をしてきた合唱団

東京ヴォランティア・コワイア、CMA合唱団、日本興業銀行合唱団、横浜合唱協会、東京オラトリオ合唱団、宗教音楽研究会合唱団、新潟メサイア合唱協会三島グロリア合唱団早稲田大学混声合唱団盛岡バッハ・カンタータフェライン仙台宗教音楽合唱団仙台放送合唱団佐久レーレルコール取手混声合唱団東京カントライ、合唱団MIWO、北九州聖楽研究会、マタイを歌う会、菊田女声合唱団、文京シティ・コア、オラトリオ東京、混声合唱団「樹林」、柏市民コンサート合唱団、東京クリスチャン・コワイヤー、明治学院大学グリークラブ、岡山バッハ・カンタータ協会、宗研合唱団、奥沢オラトリオ合唱団、常盤台バプテスト教会聖歌隊、クール・プリエール、女声メサイアを歌う会、コーロ・ヌオーヴォ  etc
 

文京シティ・コア   三島グロリア合唱団

今までに共演をしてきた指揮者

ヴェルナー・ヤコブ
(1978年11月18日「クリスマス・オラトリオ」プログラムより)
ヴェルナー・ヤコブ

ヴェルナー・ヤコブ、ペーター・ノイマン、H・ヴィンシャーマン、H・ヨアヒム・ロッチュ、クリストフ・ビラー、H=リュディガー・ドレンゲマン、エックハルト・ヴァイアント、エーヴァルト・デーラー、八尋 和美、井上 道義、黒岩 英臣、故 渡辺高之助、小林 道夫、故 久住 和麿、伊藤 栄一、佐々木 正利、故 斎藤 明夫、辻 秀幸、佐藤 淳一、堀 俊輔、大谷 研二、小泉 ひろし、佐々 金治、故 原田 稔、中村 皇、森 明彦、山田 茂 、大門 康彦、久保田 洋、片山 光由、 etc
 


今までに演奏をしてきた主な曲目

★モンテヴェルディ、クラウディオ ・・・ 聖母マリアの夕べの祈り
★バッハ、J.S. ・・・ マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ曲、クリスマス・オラトリオ、マグニフィカート、モテット、小ミサ曲、他カンタータ100曲以上
★ヘンデル、G.F. ・・・ オラトリオ「メサイア」、「ユダス・マカベウス」、「エジプトのイスラエル人」、「ディクシット・ドミヌス」

★ハイドン、F.J. ・・・ オラトリオ「天地創造」、「四季」、テレジア・ミサ、オルガン・ミサ、十字架上の七つの言葉
★モーツァルト、W.A. ・・・ レクイエム、戴冠ミサ曲、ハ短調ミサ曲、雀のミサ曲、ハ長調ミサ・ソレムニス、その他ミサ曲多数
★ヴィヴァルディ、アントニオ ・・・ グローリア・ミサ、ディクシット・ドミヌス、詩篇111「主を畏れる者の幸せ」、キリエ 作品587
★ペルゴレージ、ジョヴァンニ・バッティスタ ・・・ スターバト・マーテル
★ドヴォルザーク、アントニン ・・・ スターバト・マーテル、レクイエム、ミサ曲ニ長調作品86
★ブラームス、ヨハネス ・・・ ドイツ・レクイエム
★ペルト、アルヴォ ・・・ ベルリンのミサ、テ・デウム
★ヘルツォーゲンベルグ ・・・ オラトリオ「キリストの降誕」
★ラインベルガー ・・・ 「スターバト・マーテル」「カントゥス・ミサ」
★メンデルスゾーン ・・・交響曲第2番「賛歌」、オラトリオ「パウルス」、オラトリオ「エリア」、詩篇第42編 、テ・デウム、最初のヴァルプルギスの夜
★フォーレ、ガブリエル ・・・ レクイエム
★デュリュフレ ・・・ レクイエム        ★ジョン・ラター・・・マニフィカート

その他、初期バロックから現代にいたる諸合唱作品